top of page

WEB予約

WEB問診

京都内視鏡かんだクリニック_内視鏡システム.jpg

お知らせ&コラム

大腸がんの初期症状とは? 40代から気をつけるべきサイン

  • 高田 平和医療
  • 2月26日
  • 読了時間: 5分

ree

はじめに


大腸がんは日本において発症率の高いがんの一つであり、特に40代以降の方にとって注意が必要な病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行しているケースも少なくありません。そのため、早期発見が非常に重要になります。

本記事では、大腸がんの原因やリスク要因、初期症状のチェックポイントについて詳しく解説します。また、早期発見のためにできることや、予防方法についても紹介するので、健康管理に役立ててください。



大腸がんの原因とリスク要因


食生活の影響

大腸がんの発症リスクを高める要因の一つが、食生活の乱れです。特に、脂肪分の多い食事や加工肉の過剰摂取は、大腸がんのリスクを高めることが知られています。反対に、食物繊維が豊富な食事は大腸の健康を保つ上で重要な役割を果たします。


遺伝的要因と家族歴

家族に大腸がんの既往歴がある場合、発症リスクが高まることが知られています。特に親や兄弟、姉妹が大腸がんを経験している場合は、定期的な検査を受けることが推奨されます。また乳がんと診断された方は大腸がんのリスクが高いといわれており、その逆もしかりです。家族に乳がんが多い方は大腸がんも気にかけることがすすめられます。


喫煙・飲酒との関連

喫煙はさまざまながんのリスクを高めることで知られていますが、大腸がんも例外ではありません。また、過度の飲酒も腸内環境を悪化させるため、注意が必要です。


運動不足と肥満の影響

適度な運動は腸の働きを活発にし、がんのリスクを低減する効果があります。運動不足の人は腸の動きが鈍くなり、便秘がちになることで発がんリスクが高まる可能性があります。また、肥満も大腸がんの発症リスクを上げる要因の一つです。


加齢によるリスクの増加

大腸がんのリスクは40代以降に急増すると言われています。そのため、特にこの年代に差し掛かった方は、健康診断の一環として定期的な大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。



大腸がんの初期症状とは?


便の変化に注意

大腸がんの初期症状として、便の変化が挙げられます。普段と違う形状や色の便が出る場合、何らかの異常がある可能性があるため注意が必要です。

  • 血便が出る(便に赤い血が混じる、または黒い便が出る)

  • 便が細くなる

  • 便に粘液が混ざる


便秘・下痢を繰り返す

便秘と下痢を繰り返すのも、大腸がんの初期症状の一つです。腸内に腫瘍ができると便の通りが悪くなり、腸の動きに影響を与えるためです。


お腹の張りや違和感


腹部に張りや痛みを感じることがある場合、それが大腸がんの兆候である可能性もあります。特に、食後にお腹が張ることが多くなったり、ガスが溜まりやすくなったりする場合は注意しましょう。


貧血や体重減少

がん細胞が増殖すると、体内の栄養が奪われるため、体重が急激に減少することがあります。また、大腸がんによる慢性的な出血が原因で貧血を引き起こすこともあります。特に男性の貧血は女性とは異なり、生理や子宮内膜症などの婦人科的な要因がないため、胃や大腸の病変の存在を疑わせる所見です。がんやポリープ、潰瘍などからの出血は少量であり、症状として認識しにくいため、健診での採血における貧血は精査の対象とかんがえてください。



早期発見のためにできること


便潜血検査の重要性

便潜血検査は、便に混じる微量の血液を検出する検査です。手軽に受けられるため、大腸がんのスクリーニング検査として推奨されています。しかしながら便潜血検査は微小な病変や深部大腸(下行結腸から盲腸)の病変の検出率は低いといわれています。便潜血検査だけでは確実な診断ができないため、異常が見られた場合は大腸カメラ検査を受ける必要があります。


大腸カメラ検査の受診タイミング

40歳以上の方は、症状がなくても定期的に大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。特に、家族に大腸がんや乳がんの既往歴がある場合は、早めの検査が必要です。



当院の内視鏡検査について


当院では、最新の内視鏡機器を導入し、患者様が安心して検査を受けられる環境を整えています。大腸カメラ検査では、鎮静剤を使用することで痛みを最小限に抑えた検査が可能です。また、経験豊富な医師が検査を担当し、精度の高い診断を提供しています。当院の院長が大学時代、研修医、大学院、研究員、スタッフ時代と18年以上京大病院に勤務していたため京大病院とのつながりが強固であり、優秀な内視鏡医しか勤務できない関係性を維持しております。当院の特徴として、胃カメラと大腸カメラを京都大学病院の選別された優秀な内視鏡医しか行っていないため精度の高い検査が受けることが可能です。また、検査後のフォロー体制も整っており、結果について丁寧に説明し、必要に応じて追加の検査や治療の提案を行います。近隣の基幹病院や大学病院、赤十字病院との連携も充実しており、患者様の希望にそえる病院への紹介も可能です。

予約はオンラインまたはお電話で受け付けており、患者様の都合に合わせたスケジュール調整が可能です。詳細については、当院の公式サイトをご覧ください。



 まとめ


大腸がんは初期症状が分かりにくいため、早期発見のために定期的な検査が重要です。便の変化やお腹の張り、体重減少などの兆候が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

当院では、患者様が安心して受診できる環境を整えており、最新の内視鏡機器を用いた精度の高い検査を提供しています。40代を迎えた方は、ぜひ定期的な大腸カメラ検査を検討し、大腸がんの予防と早期発見に努めましょう。


 
 
 

コメント


bottom of page