胃や大腸の内視鏡検査のあとのお食事について説明します。
胃内視鏡検査後(胃カメラ後)の食事
麻酔を使用したあとは、食道に流れるはずのものが気管に入ってしまう可能性があります。
麻酔は1時間ほどで効果が消退するため、食事は1時間ほど時間を空けてください。
最初は少しずつ飲水をして、むせたり、気分が悪くならなければ普段通りの食事をしていただいて大丈夫です。
大腸内視鏡検査後(大腸カメラ)の食事
検査終了後は、普段通りの食事をしていただいて大丈夫です。
少しずつ飲水をして特に異常が無ければ普段通りの食事を召し上がってください。
内視鏡検査で組織を採取した場合
組織を採取した当日は、消化の良いものを食べて、アルコールなどの刺激物や脂っこい食べ物は控えるようにしてください。
内視鏡検査でポリープを切除した場合
切除した部位は、出血しないように確実な処置・縫合をしています。
しかし、ごくまれに食べ物が腸管を通過するときに出血したり、腸に穴があいてしまう偶発症が起こることがあります。
そのため、切除後1週間ほどは消化の良いものを食べるようにして、アルコールなどの刺激物など、腸に負担を掛けるものはなるべくお控えください。
また、抗凝固薬や、抗血小板薬を内服されている方は事前に必ず相談されてください。
予期せぬ合併症を起こさないためにも、検査後の食事にも注意することが大切です。
万が一、止まらない下血や黒色の便が続く場合、強い腹痛、気分不良があれば至急受診してください。
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