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お知らせ&コラム

コロナワクチンについて



コロナワクチンの接種率が高まる中、安全性や効果について不安を感じる方は少なくありません。今回はコロナワクチンの種類や国内外のワクチン接種率、3回目接種(追加接種)の必要性についてご説明します。




ワクチンとは


ワクチンとは感染症にかかった際、感染症の原因となるウイルスや細菌への免疫ができる体内の仕組みを利用する医薬品の1つです。ワクチンを接種することで、ウイルスや細菌への免疫をあらかじめ作り出すことができ、感染症への感染を予防できます。


ワクチンには病原体を弱毒化した生ワクチン、病原体の感染力をなくした不活性ウイルス、病原体のタンパク質成分のみで構成した組み換えタンパク質ワクチン、ウイルスの遺伝子情報を投与するmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンがあります。


現在、日本で接種されているコロナワクチンはmRNAワクチンとウイルスベクターワクチンです。




コロナワクチンの効果


コロナワクチンを接種することによって、感染予防や発症防止ができると考えられています。イスラエルの研究によれば、感染予防ならびに発症防止効果は性別や年齢、基礎疾患の有無に関わらず軒並み85%以上であり、ワクチン接種の効果は非常に高いといえるでしょう。


また、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の報告によって、ワクチン接種者は未接種者と比較すると、発症期間・ウイルス排出期間の短縮、排出するウイルス量の減少、無症状の割合が高いことも確認されました。


ワクチン接種によって、重症化リスクや周囲への感染拡大リスクも軽減できます。




コロナワクチンの種類


薬事承認により、予防接種法に基づいて現在、接種できるワクチンは以下の3種類があります。



ファイザー


ファイザー社が製造しているmRNAワクチンです。接種方法は三角筋(上腕の筋肉)への筋肉注射で、1回あたり0.3mLを投与します。


接種対象者は1・2回目接種(初回接種)が12歳以上、3回目接種(追加接種)は18歳以上です。接種間隔は3週間となっています。


臨床試験の結果によれば、発症予防効果は約95%と報告されており、2回目接種を完了してから7日ほど経過した後、十分な免疫を獲得できると考えられています。



武田/モデルナ


武田/モデルナが製造しているmRNAワクチンです。接種方法はファイザーと同様、三角筋(上腕の筋肉)への筋肉注射ですが、1回あたりの投与量は初回接種時が0.5mL、3回目接種は0.25mLとなります。


接種対象者もファイザーと同様、1・2回目接種(初回接種)は12歳以上、3回目接種は18歳以上です。接種間隔は4週間となっています


臨床試験の結果によれば、発病予防効果は約94%と報告されており、2回目接種を完了してから14日ほど経過した後、十分な免疫を獲得できると考えられています。



アストラゼネカ


アストラゼネカが製造しているウイルスベクターコロナワクチンです。接種方法は上記2種類と同様、三角筋(上腕の筋肉)に注射する筋肉注射で、1回あたり0.5mLを投与します。


接種対象者は原則、接種日に満40歳以上になっている方ですが、必要に応じて18歳以上でも接種可能です。接種間隔は4週間〜12週間となっており、8週以上の間隔を空けるのが望ましいといわれています。


臨床試験の結果によれば、発症予防効果は74%程度と報告されており、2回目接種を完了してから15日ほど経過した後、十分な免疫を獲得できると考えられています。




コロナワクチンの副反応


コロナワクチンの副反応は若者、特に男性に多く、1回目よりも2回目の方が多いといわれています。主な副反応としては、注射部分の痛みや関節・筋肉の痛み、発熱、疲労、頭痛、寒気などがあり、追加接種では5%程度の割合で脇の下のリンパ節の腫れも確認されています。


ただ、これらの副反応は接種後、数日程度で消失することがほとんどです。数日経過しても症状が改善されない場合や、気になる症状が出た場合は接種医もしくはかかりつけ医に相談しましょう。


また、まれに重大な副反応としてアナフィラキシー、初回接種の場合は心筋炎や心膜炎も報告されています。むくみや動機、胸痛、息切れなどの症状が出た場合は医療機関を受診しましょう。




コロナワクチンの接種率


コロナワクチンの接種率は以下のとおりです。



ワクチン接種率(国内)


首相官邸の公式サイトによれば、国内の1回目の接種率は約80%、2回目のワクチン接種率は約78%となっており、国民全体の約7割は初回のワクチン接種を完了していることになります。


追加接種率は2022年2月初旬段階で約4%と非常に低いものの、一般向けに接種がスタートしていないのが主な理由です。追加接種が本格的にはじまれば、接種率も上昇することが予想されます。



ワクチン接種率(世界)


「Our World in Data」の集計データによれば、世界のワクチン接種率1位は韓国で約85%となっています。2位は中国で約84%、3位が日本で78%、4位がイタリアで約76.7%、5位がフランスで約76.5%です。




3回目接種(追加接種)の必要性


現在、日本で接種されているワクチンは高い発症予防効果を得られるものの、時間の経過とともに感染予防効果、高齢者の場合は重症化予防効果も低下することが分かってきました。ファイザー製ワクチンの接種者を対象にしたアメリカの研究によれば、ワクチンの2回目接種完了半年後の感染予防効果が47%程度低下することが確認されています。


したがって、感染拡大の防止や重症化リスク軽減の観点から、初回接種を完了した方を対象に3回目接種が必要だといわれています。


特に高齢者や基礎疾患のある重症化リスクの高い方、介助者・関係者といった重症化リスクの高い方の接触が多い方、医療従事者など職業上感染リスクの高い方は3回目接種を受けた方がよいでしょう。


各国機関の臨床試験や研究によって、感染予防効果や発症防止効果が確認され、コロナワクチンの有用性は証明されつつあります。ワクチン接種後に発症したとしても未接種の方と比較して、重症化リスクや感染拡大リスクを軽減できることから、まだという方は前向きに接種を検討することをおすすめします。




当院の全スタッフが3回目接種済です


かんだクリニックでは全てのスタッフが3回目のコロナワクチンを接種済です。